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【物価編】東京生まれ東京育ちの私が札幌に移住して

こんにちは、招木です。

生活圏での物価は、その土地で暮らしていくにあたってとても重要ですよね。

数年前に東京から札幌へ移住した私が、今回は生活するうえで切り離せない物価について紹介していきますので、移住を検討している方の参考にもなればと思います。

 

 

食費

スーパーは首都圏と変わらない

地方は物価が安いイメージがありましたが、特には安くないです。

スーパーもイオン系などの全国展開しているチェーンからアークス系などの地域密着型のスーパーもありますが、価格帯は首都圏と変わらないです。

安さが売りの個人スーパーなんかもありますが、そういう店はどの地域にもありますもんね。

東京では見かけない、北海道名産の魚や果物が売ってたりもしますが、それも特に安いという事はないですね。

むしろ果物でいうとイチゴなんかは、東京では旬の時期に1パック300円程度で買えたりしますがこっちでは安い時でも400円くらい。

イチゴの多くの生産地は本州で、輸送のコストがかかる事が要因となっているようです。

 

セイコーマートは他のコンビニチェーンに比べて安い

北海道民にはお馴染みのセイコーマート。北海道内には街の至るところにあります。

弁当や惣菜の種類が多く、とても安い。

一人用の少量パックの惣菜は、他のコンビニチェーンの半額程度。

弁当類だけではなく、カップ麺やアイス、スナック菓子なども安いうえ種類が多いので飽きません。

しかも、ポイントカード(ペコマ)を利用したり、安売り商品をチラシでチェックして買い物するとさらにお得に買い物できます。たまに配布されるクーポンも要チェックです。

 

外食は高め

北海道は食の宝庫と呼ばれているだけあって、どこへ食べに行っても外れがなく美味しいお店が多いです。しかし、特に東京に比べて安いという事はないですね。

定食屋などランチが安くておいしい穴場的なお店もありますが、そういうところって探せばどの土地にもありますからね。

札幌のご当地グルメであるスープカレーなんかは、1000円台半ばが相場。

また、北海道でカレーといえばスープカレーが強いからなのか、インドカレー屋が少なく価格帯も高め。

東京ではインドカレー屋って至るところにあって、ナン・ライス食べ放題が付いても1000円以下というお店もざらですよね。

しかし札幌のインドカレー屋は、そもそもナン・ライスが食べ放題というところ自体少ないし、1000円以下はカレー1種+ナンorライスのシンプルなセットくらい。

寿司や海鮮丼といった海鮮系もお店自体は多いけど、そもそもの相場が高い食べ物ですからね。

道民の知人は、普段はチェーン店で寿司を食べると言っていました。

 

交通費

電車の運賃は高い

JRで言えば、2022年11月現在、初乗り運賃は首都圏が140円、北海道は200円。

地下鉄は、東京メトロは170円、札幌市営地下鉄は210円と明らかに高いです。

北海道は広いから走行距離が長い分高くなるのか、と一瞬考えますが、札幌の一駅であれば、首都圏の一駅とも距離はさほど変わらないんですよね。

だから余計高く感じてしまう。

また私は毎朝JRに乗って通勤していますが、ぎりぎり近くの人と肩が触れ合わないくらいの混雑具合です。

私が移住したのはコロナ禍以降なので以前はもっと混雑していたと考えると、首都圏のラッシュ時と変わらないのではないかと思います。

 

車移動は有料道路を使わずともスムーズ

札幌に限らず、北海道に住んでいると他の都府県への移動手段は飛行機が主になってしまうため旅行や観光は気軽に訪れられる道内になる事も多いです。

そうなると、北海道は電車だけで行くのは難しい観光地も多いため、車で巡るのが便利だったりします。そんな時、問題になるのが道路状況。

北海道は土地が広大な割には人口が少ないため混みづらく、道も広いため渋滞が起こりにくくなっています。

北海道には広大な土地に7本しか高速道路がありませんが、一般道も十分快適に走れるため本州ほど高速道路の需要が高くないのです。

実際に、車で札幌から道東の網走まで観光へ行った際は、途中寄り道しながらも一般道路だけで混雑に巻き込まれることなく半日で着いた経験があります。

 

家賃・光熱費

家賃は三大都市圏と比べると安い

ワンルームの家賃相場は、

東京都心部 7万円~

名古屋、大阪 4万円~

札幌 3万~

となっており、人口の多い三大都市と比べれば安いといった感じですね。

いくら北海道は土地が広大といっても、札幌に限っては特別安いわけではないことがわかります。

 

プロパンガスの物件は冬場困る

北海道の厳しい冬を乗り切るには暖房器具が必須。

賃貸物件に備え付けてあるストーブなどの暖房器具には当然、光熱費がかかります。

都市ガスに比べ、プロパンガスの料金は倍とも言われており、プロパンガスの物件に住んでしまうと光熱費が家計を圧迫することにもなりかねません。

なるべく都市ガスの物件を選ぶに越したことはないですね。

 

家賃は安いが、電車代と冬場のガス代は高い

生活に関わる色々な物価を東京と比較すると、地方ならではのお得な側面もあれば、損なところもあります。

ただやはり家賃は東京と比べるとかなりお得なので札幌は、そこそこ便利な地域で広い家でのんびり暮らしたい人へお勧めです。