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【気候編】東京生まれ東京育ちの私が札幌に移住して

こんにちは、招木です。

ここ数年はテレワークでどこにいても仕事がしやすくなっていて、地方移住を検討している人が増加していると聞きますよね。

私は数年前に生まれ育った東京を離れ、現在は北海道の札幌に住んでいます。

そんな私が、今回は気候について新鮮に感じた事を紹介していきます。

これから移住を考えている人の参考にもなれば幸いです。

 

 

冬季

マイナス気温が当たり前、でも室内は暖かい

引っ越したのが1月で、覚悟はしていたもののマイナス気温の札幌は本当に寒くて驚きました。

でもそれ以上に感心したのが、どの建物に入っても暖かいこと。

東京に居た頃は、学校、職場、家など室内でも寒いと感じる事が多かったのですが、こっちではどこへ行っても暖かすぎるくらい暖かいのです。

その理由は北海道の建物の断熱性と暖房器具の性能が高いからなんですよね。

東京で暖房器具としてエアコンを使うことがほとんどですが、こっちではストーブを使います。これがとても暖かい。

なんなら同じ真冬でも、東京の実家より今住んでいる家の方が全然暖かい。

東京の方が外の気温は10度も高いのに、です。

あと今住んでる家にはストーブの他にエアコンも付いているのですが、なんと冷房限定。

暖房器具にエアコンって本当に使わないんだなあと…。

 

水落としは必須

いくら部屋が暖かくても長期家を空ける場合は、水道管が凍って最悪破裂する可能性があるため水道管の「水落とし」という作業をしなくてはなりません。

私は年末の帰省前に、家のポストに入っていた管理会社からのチラシを見て初めて知りました。

そこからは水落としの方法を調べたり、不凍液を職場の上司に分けてもらったりして、なんとか対応し帰省しました。

 

JRは運休率高め

2022年の冬は記録的大雪で、札幌圏では最長で一週間運休した時期がありました。

その影響でその間1日も出社できなかった職場の同僚もいました。

東京では台風で終電が早まったりすることはあっても終日運休なんてことはなかなかないですよね。

そんなことから冬季のJRは運行状況がどうしても不安定なので、冬は地下鉄で通勤しています。

地下鉄は滅多にダイヤが乱れないですからね。

 

除雪車は偉大

冬、深夜に外から音がして窓の外を覗いてみると除雪車だった…という事がよくあります。

大雪が降った後は外を歩くのも大変ですが、除雪車が通った後は道が広くなるので文明の高さを実感します。

人力で雪かきしたら何日かかるだろうっていう量を、1日で回収してくれるからありがたい…。

昔の人はどうやって生活していたんだろうって思う。

 

雪でも意外とヒールが履ける

雪が降る12月~2月の間は、スニーカーなど布製の靴はほぼ履けません。

でも、札幌駅周辺や大通などの中心部では、ヒールのブーツを履いている女性をよく見かけます。

最初はよく歩けるな~と感心していたのですが、よく考えると札幌の中心部って地下通路がかなり発展しているんですよね。

外をほぼ歩かなくても予定を済ます事が可能だから好きな靴が履けるのですね。

もしくは車。私は電車通勤で外も歩かなくてはならないので、冬場はほぼワークマンのスノーブーツを履いていました。

防水だけでなく、とっても暖かくて歩きやすいので重宝しています。

 

滑り止めの砂

北海道には、街の至るところに雪用の滑り止め剤が入った「砂箱」があります。

砂というよりは砂利みたいな感じで、雪に黒いツブツブが混ざっていたらこれですね。

私は一度も使ってみたことはありませんが、自治体からは積極的に撒くよう推奨されています。専用の箱が設置されているくらいですからね。

ちなみに砂が撒かれているからといって全く滑らないわけではないので、やはり凍結した路面は慎重に歩くようにしましょう。

 

夏季

涼しいがエアコンが必要な日もある

気象庁のHPによると、2022年8月の日平均気温は、札幌は22.7度、東京地方は27.5度となっていて5度以上も違うのです。

北海道の夏は本当に涼しく、暑がりの私には天国でした。

しかし、年によってはエアコンが必要なほど暑い日もあります。

それでも自宅で冷房を点けたのは2021年は3日ほどで、2022年は1度も冷房は使わずお風呂上りに扇風機を点けたのが2日だけ。

夜は窓を開けるだけで十分に涼しく、寝苦しい日はありませんでした。

北海道の夏は湿度も低くカラッとしているので、爽やかでとても気持ち良いのです。

 

雨が少ない

本州に住んでいると、夏季の梅雨や台風といった気候に悩まされがちですよね。

北海道には梅雨のように雨が多い時期や台風が上陸することも少なく、ジメジメした湿気も無いため本州に比べて快適です。くせ毛にも嬉しいですね。

 

紫外線対策は必要

北海道は涼しい分、夏でも東京に比べて日焼けがしづらいのではないかというイメージがありました。

しかし北海道でも夏の日差しは強く、東京と比べると高い建物が少ないため日陰ができず直射日光を浴びてしまう事が多いです。

北海道の人も、歳を重ねた人には普通に顔にシミがありますし、紫外線対策はしっかり行いましょう。

 

夏は天国、冬は雪と凍結対策をすれば快適

以上が東京から札幌へ移住して、気候の違いで感じたギャップです。

東京のうだるような暑さににうんざりしている人には、移住先に北海道はぴったりです。

冬は、東京に比べれば不便に感じる事が多いのは確かですが、東京では味わえない新鮮な体験もできます。

自由な働き方が可能であれば、移住も視野に入れてみるのもアリかもしれませんよ。